スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

急行アドリアティコ号 その3

ミラノ

そんな思いにふけっていると、列車がガタガタ揺れだす。
漆黒の中を走っているせいか、とても飛ばしている感じを受ける。
いや、実際飛ばしているようだ。

遅れた分を取り戻そうと更にスピードが増す。
おい、大丈夫かと思いきや、周りの人達は平然としている。
寝るに寝れないので、通路に出て簡易ベンチに座る。
すごいスピード、トイレは何かに掴まらないと用が足せない。

しばらく車窓を眺めながら、ボーッとしていると、
おじいさんが一人、突然列車のドアを開けた。

「!?」

そう、この手の客車は勝手に走行中でもドアを開けられるのである。
南イタリアでは、よくドアを開けて外に足を出して乗っていた人を良く見た。

止めようとした時、手前のコンパートメントから、人が飛び出し、おじいさんを中に入れた。
ホッとして。良かった。

そんな事もあって、ろくに寝れずに、アドリアティコは早朝のミラノ駅に静かに滑り込む。
たくさんの荷物を抱えている人、おむかえに来た人と抱き合っている人、いろいろな顔がある。

隣のホームには、マドリッド、ジュネーブ、フランクフルト行き等、国際列車が止まっている。
言葉もいろんな国の言葉が交ざって聞こえる。
目の前には、ファッションのでっかい看板。大きいアーチ型のホーム、町の喧騒。

ミラノに来たんだと実感した時だった。

自分のアドリアティコ号の旅でした。

続きを読む

スポンサーサイト

テーマ : イタリア
ジャンル : 海外情報

急行アドリアティコ号 その2

待ちくたびれていると、ようやく、遠くに列車の明かり。やっと来た!

静かにホームに入ってくる。
イタリアの客車は、Aクラス、Bクラスに分かれている。
そして長距離の列車は、コンパートメントといって片側通路の6人がけの個室の場合が多い。
夜中なので、そっとドアを開ける。
一斉に、こっちを見る目、いっぱいだ。
ごめんなさいと次を見る。
空いてた席に周りに挨拶をして座る。
「ふぅー、これで明日の朝にはミラノかぁー。」と、
安心感とともに、どっと疲れがでる。

リュックには、パニーノ、ミネラルウォーター、ビスケット、着替え、時刻表のみ。
貴重品は全て、肌身につける。スリが多いのもお国柄である。

落ち着いてきて、周りをよくよく見る。
明らかに南出身だと思う。ほりが深く、浅黒いイタリア人、アフリカから出稼ぎに出てきているのであろう。
チラホラ、皆思い思いの気持ちをのせて、今走ってきたんだなー、と思う。

テーマ : イタリア
ジャンル : 海外情報

急行アドリアティコ号

 アドリアティコ(アドリア海)号とは、イタリアのかかと、南のレイチェの町から、
夜通し走って朝にミラノに着く列車で、ミラノでフーテックス(食品展示会)があり、
行ってみようと思いました。

ちょうど、真ん中あたり、リミニという町で、列車を待っててしばらく… …
定刻になっても列車が来ない!
あれ?まちがえちゃったかなと思いきや、他にも待っている人たちもいる。
そうなんです。ユーロスター(イタリア版新幹線)ならともかく、在来線は遅れてなんぼの世界なんです。
滞在中、幾度となく列車は利用しましたが、定刻に着くのはまれ、本当まれです。

お国柄と言うか、ダイヤ無視、ストライキ…これはイタリアの鉄道の代名詞です。

ちなみにイタリアで初めて移動する際、鉄道を使っており、その洗礼を受けることになりました。
これは後ほど。

テーマ : イタリア
ジャンル : 海外情報

プロフィール

シャンゴ

Author:シャンゴ
群馬県にある、イタリアンの老舗「シャンゴ」のシェフをしております。宜しくお願いいたします。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。