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カルチョ

カルチョとはサッカーという意味で、とにかくイタリアではサッカーが盛んだ。
郷土愛が強く、料理と同じで地元のサッカーチームの応援に熱が入る。
毎週土日になると、試合があるので、みんなテレビに釘付けになる。

イタリアは、独立してから日が浅い。
もともとは地方小国家の集まりで、歴史を追っていくと中世時代に遡る。

前にも書いたが、イタリア人の郷土愛(地元への愛着)は、
日本と比較にならない。
なんでも地元が一番、サッカーチームはもちろん、ワイン・オリーブ油も地元で採れるものしか
飲まない、使わない。

サポーターがフーリガンになって衝突するのもよくある。
滞在中に印象に残っている事を。

三浦選手がジェノバで活躍してた時、
東京で修行時代、お世話になったレストランのマネージャーのお供をすることになり、
ジェノバ vs ナポリの試合を観戦することになった。
スタジアム全体を包み込む熱気、応援の声、地元の旗、発煙筒…熱気というか、殺気さえ感じる。
立って応援すると、途端に飛んでくるペットボトル。
周りを見れば、小さい子供からお年寄りの人までジェノバのマフラーを握り締め応援している。

ああ、これがイタリアのサッカーなんだ…

対面を見れば、白青ストライプのナポリのサポーター。
剣からボールに変わり、愛国心は中世から変わらず今も脈々と受け継がれているような気がした。

三浦選手も途中出場で、途端にホーム全体が三浦コールに変わる。
周りも自分も既に汗びっしょり。気がついたら自分も、「カズー!カズー!」と叫んで応援していた。

日本で始めての代表として活躍した三浦選手、格好良かったです。
同じ日本人として誇りに思いました。

今でも背中で教えてくれる三浦選手。
あきらめちゃいけない、立ち止まらない。

そんな声が聞こえてきそうです。

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ポモドーロ

イタリアのトマトというと、細長い形をしたトマトがある。
それを「サンマルッアーノ」と言う。

イタリア語でポモドーロと言うが、意味分けすると、ポム=りんご、オーロ=黄金 すなわち「黄金のりんご」とも言われる。更に、イタリア料理の三種の神器とも言われ、どの地方の料理でもいたる所で使われる。

日本のトマトとイタリアのトマトの決定的な違いは、形はともかく、
日本のトマトは「生食用」に、イタリアのトマトは「加熱用」に改良され続けている所である。

味にしても、日本のトマトは水分が多く、完熟すると甘みのあるものが多い。
逆に、イタリアのトマトは、肉厚で水分が少なく酸味の強いものが多い。そのため、イタリアではあまり生で食することは少ないのだ。ただ、南の地方では生で食べる。

聞いた話だが、昔トマトそのものはイタリアになく、外部から入ってきたので初めは観賞用とされていたらしい。
でも、グルメなイタリア人は考えた。

「この酸味の強いトマトを加熱してみよう。」

すると不思議!甘みと酸味のバランスのとれた、美味しいトマトソースができたのだ。
これがトマトソースの発祥と言われている。

ナポリ以南は、トマトの栽培が盛んだ。バスで移動していると突然現れるトマト畑。
そこにはイタリアの太陽をたっぷり受けた真っ赤なトマト。
よく見ると、葉が日に焼けて小麦色になっており、まさにポモドーロ(黄金のりんご)であった。

そして今僕達はその地域でとれたホールトマトを使って、毎日トマトソースを作っている。

缶を開けると真っ赤なトマト。
時折、今でもそのトマト畑が目に浮かぶ。

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イタリアマンマの手打ちパスタ

 イタリアのマンマ(お母さん)であれば、だれしも大抵いくつかのパスタレシピを持っている。嫁入り前に、お母さんからパスタを教わり、結婚する。

 これはイタリアならではの風習だ。
そう、イタリア料理の原点は、マンマの味にある。
高級イタリア料理から庶民的イタリア料理まで、キッチンでは女性が仕切ることが多い。
 そう、イタリアの女性は気が強く、おしゃれ。
月に何回ヘアーサロンに行っているのか、上から下までバッチリきめた姿でキッチンに立つ。

 イタリアのレストランで乾麺をメニューに載せているのはまれ。
特に、ミッシュランガイドブックにも乗るレストランのほとんどが手打ちパスタ、
それもトルテリーニ、ラビオリ、タリオリーニ、ビゴリ等、女性陣がこしらえている。
そして、その土地でしか、そのレストランでしか食べられない。

 それがマンマの手打ちパスタである。

テーマ : イタリア
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急行アドリアティコ号 その3

ミラノ

そんな思いにふけっていると、列車がガタガタ揺れだす。
漆黒の中を走っているせいか、とても飛ばしている感じを受ける。
いや、実際飛ばしているようだ。

遅れた分を取り戻そうと更にスピードが増す。
おい、大丈夫かと思いきや、周りの人達は平然としている。
寝るに寝れないので、通路に出て簡易ベンチに座る。
すごいスピード、トイレは何かに掴まらないと用が足せない。

しばらく車窓を眺めながら、ボーッとしていると、
おじいさんが一人、突然列車のドアを開けた。

「!?」

そう、この手の客車は勝手に走行中でもドアを開けられるのである。
南イタリアでは、よくドアを開けて外に足を出して乗っていた人を良く見た。

止めようとした時、手前のコンパートメントから、人が飛び出し、おじいさんを中に入れた。
ホッとして。良かった。

そんな事もあって、ろくに寝れずに、アドリアティコは早朝のミラノ駅に静かに滑り込む。
たくさんの荷物を抱えている人、おむかえに来た人と抱き合っている人、いろいろな顔がある。

隣のホームには、マドリッド、ジュネーブ、フランクフルト行き等、国際列車が止まっている。
言葉もいろんな国の言葉が交ざって聞こえる。
目の前には、ファッションのでっかい看板。大きいアーチ型のホーム、町の喧騒。

ミラノに来たんだと実感した時だった。

自分のアドリアティコ号の旅でした。

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テーマ : イタリア
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急行アドリアティコ号 その2

待ちくたびれていると、ようやく、遠くに列車の明かり。やっと来た!

静かにホームに入ってくる。
イタリアの客車は、Aクラス、Bクラスに分かれている。
そして長距離の列車は、コンパートメントといって片側通路の6人がけの個室の場合が多い。
夜中なので、そっとドアを開ける。
一斉に、こっちを見る目、いっぱいだ。
ごめんなさいと次を見る。
空いてた席に周りに挨拶をして座る。
「ふぅー、これで明日の朝にはミラノかぁー。」と、
安心感とともに、どっと疲れがでる。

リュックには、パニーノ、ミネラルウォーター、ビスケット、着替え、時刻表のみ。
貴重品は全て、肌身につける。スリが多いのもお国柄である。

落ち着いてきて、周りをよくよく見る。
明らかに南出身だと思う。ほりが深く、浅黒いイタリア人、アフリカから出稼ぎに出てきているのであろう。
チラホラ、皆思い思いの気持ちをのせて、今走ってきたんだなー、と思う。

テーマ : イタリア
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急行アドリアティコ号

 アドリアティコ(アドリア海)号とは、イタリアのかかと、南のレイチェの町から、
夜通し走って朝にミラノに着く列車で、ミラノでフーテックス(食品展示会)があり、
行ってみようと思いました。

ちょうど、真ん中あたり、リミニという町で、列車を待っててしばらく… …
定刻になっても列車が来ない!
あれ?まちがえちゃったかなと思いきや、他にも待っている人たちもいる。
そうなんです。ユーロスター(イタリア版新幹線)ならともかく、在来線は遅れてなんぼの世界なんです。
滞在中、幾度となく列車は利用しましたが、定刻に着くのはまれ、本当まれです。

お国柄と言うか、ダイヤ無視、ストライキ…これはイタリアの鉄道の代名詞です。

ちなみにイタリアで初めて移動する際、鉄道を使っており、その洗礼を受けることになりました。
これは後ほど。

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パルミジャーノ

チーズ

 パルミジャーノ、日本になじみ深いパルメザンチーズである。
イタリア料理にパルミジャーノは切っては切れない食材で、
あらゆる前菜、パスタ、リゾット、メイン、ドルチェ等 多様である。
イタリアのチーズの王様と言われている位、イタリア国内でのパルミジャーノの地位は高い。

パルミジャーノを担保に銀行からお金を借りれるらしい。
又、銀行もパルミジャーノの貯蔵庫があるという。

料理が不得意な人は、パルミジャーノをたくさん使えとよく言われる。
なぜなら、パルミジャーノをたくさん使えば、どんな料理も美味しくなるという訳である。

中には、パルミジャーノを使えばうまくて当たり前、あえて熟年数の若いグラナパダーノを愛用する
料理人もいる。

グラナパダーノは、通常15ヶ月でパルミジャーノレジャーノは、24ヶ月と36ヶ月熟成がある。
これはイタリアの法律で厳しく統制されており、それぞれ必要年数熟成させないと、
市場にリリースできない。ゆえにコストも高い。

料理にしても、確かにレジャーノはおいしい。しかし、使い方を間違えると、
他の素材の旨味を打ち消してしまい、おいしいだけの何の料理かわからなくなってしまう。

逆にグラナ、個人的にはグラナの方が私は好きだ。
というのは、使い勝手が良く、他の素材の邪魔することなく、うまくまとまる、
いわば万能選手みたいなものだ。

シャンゴでも、レジャーノよりグラナを多く使っており、イタリアから業者に直輸入したものを、
粉にして、色々なメニューに生かされている。

是非、シャンゴにおいでになって、お楽しみください。

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プロフィール

シャンゴ

Author:シャンゴ
群馬県にある、イタリアンの老舗「シャンゴ」のシェフをしております。宜しくお願いいたします。

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